【コスプレ ウィッグのプロが教える】#1 美容室がオススメする! メーカー別 コスプレウィッグの選び方!!

記事更新日: 2024年9月24日

初めまして、池袋にあるオタク向けの美容室ロップイヤーです。

普通は通常の美容室営業の他に、主に”ウィッグの製作が苦手“、とお悩みのコスプレイヤー様の力になれればと思い、ウィッグのスタイリングなどのサポートを運営利益ギリギリ潰れない程度のお手頃価格で提供させて頂いております。
実は、通常メニューに比べて若干赤字の価格での提供になっていたりします。
この度、ウィッグに関する参考記事の作成をお任せされましたので、当店での収集したデータ、経験などに基づいてつづらせていただければと思います。

つたないながら何か皆様の参考になれば幸いです。

今回第一回目として、皆様がウィッグをご購入される際に、

「どこで購入したら良いのか?」

「メーカーによりどのような違いがあるのか?」

「キャラクターや製作過程により、どのウィッグが最適なのか?」

などと、よく分からないとお悩みの方もいらっしゃるかと思います。

そういったお悩みをお持ちの方に向け、当店で経験に基づいた使用データや、お客様の意見などをまとめてデータにしてみました。

各メーカーのウィッグと紹介

ウィッグを各9項目に分け、5段階になる様にご紹介をしていきます。

細かい差異はありますが、個人的に感じた特徴をまとめてみましたので、ウィッグの購入時に参考にしてみてください。

紹介時の9つの項目

ベースの大きさウィッグの土台となるベースの大きさ、数値が高い程頭の大きめの方でも自然に被りやす。
絡みにくさ一定毛量範囲での繊維の絡み難さ、数値が高い程繊維が滑りやすく絡み難い。
ふかしの入れやすさ造形用のアイロンふかしの作りやすさ、繊維の丈夫さが影響して絡みやすさや耐熱性能に影響しやすい。
耐熱性能ウィッグの繊維の耐熱性能、基本的に耐熱推奨範囲外の温度180℃~230℃付近を中心に検証、数値が高すぎると適正温度が高くなり形状変化は、ややさせにくくなる。
製品の個体差安定性製品の個体差の安定基準、主に工場での縫い方及び検品時のハズレの少なさ、数値が高い程縫い残しや不良品が少ない。
ウィッグ本体の収縮性・ウィッグのベース部分の収縮性の高さ
収縮性が高い程被りやすく、頭も痛くなりにくいが崩れやすくもなります。(個人差がございます)

※フロントレースウィッグやポニーテイルウィッグなど、特殊な作りのウィッグはこちらの評価から外しています
形状ラインナップの多さ製品の基本スタイルのバリエーションの多さ
カスタムパーツの多さバンスや毛束パーツ等、ウィッグのカスタムに使う製品のラインナップの多さ
カラーバリエーションウィッグ製品全体の繊維のカラーバリエーションの多さ

スワローテイル

大きな特徴

ベースのウィッグが大き目の為、男性や頭のサイズでお悩みの方には使いやすい反面、頭の小さ目方には少し不向きに思います。

また、アイロンでのふかしの処理がしやすい為、初心者でも造形用のふかしを入れやすく、造形型のウィッグも作りやすいのが特徴です。
ロングのウィッグはそこそこ絡みやすいですが、その分価格はとても安価でお求めやすくなっており毛量も多めとなっております。

製品の個体差にばらつきが多い気もしますが、加工前には良くチェックして整える事をお勧めします。

店舗では店員さんが懇切丁寧に相談、アドバイスに乗ってくれると評判です。

アシストウィッグ

大きな特徴

各スタイルのラインナップに合わせ、加工するスタイルが分かりやすく最適化されたウィッグのバリエーションが発売されています。

ウィッグのスタイルが選びやすく、とても加工しやすいです。

繊維がとても丈夫なので、絡みにくさはどのメーカーと比べても安定しています。

その反面、繊維が滑りやすく、アイロンでもふかしも処理が少し入りにくい為、加工には少し根気が必要です。

その分、ウィッグのバリエーションや作りで補っている為、加工を前提とした上級者向けとされています。

短髪などの、もみあげ付近が浮きやすい短いスタイルを製作する際は注意が必要となります。

発売されている加工用の毛束は、他社に比べて幅が狭めの為、2~3枚購入をお勧めしています。

製品の個体差にはばらつきがあり、たまに縫い残しや毛束の付いていない部位のある個体があるので、購入して開けたらまずはチェックをお勧めします。

クラッセ

大きな特徴

ショートウィッグの使い勝手と作りの細かさは、他社と比べても優れており、特に襟足の部分の作り方は特徴的でとても被りやすく、襟足が短くても自然に見えます。

ウィッグのサイズは、やや大き目の為男性でも被りやすく頭が痛くなりにくいと評価されています。

毛量が適度に少な目で、ウィッグを適当に切っても毛流れが作り易い為、初心者でも加工がしやすくなっています。

またスーパーロングやフロントレースウィッグ等一部のウィッグは、極度に毛量が少なめに作られています。

ベースが透けやすく加工にはあまり向いていませんが、加工を必要としないスタイルには最適です。

また、ウィッグの扱いに慣れていない初心者の方にも扱いやすくなっているので、オススメです。

お値段は安くはありませんが、個体差は非常に安定しています。

極稀に縫い残しの個体がありますが、購入時の商品の相談やアフターサービスを含めて色々な方から評判を耳にします。

(実際に染色実験までしてくれた方も居るそうです)

エアリー

大きな特徴

ウィッグのベース部分が他社メーカーと比較してもひと際小さめで、主に平均より頭が小さめの方に最適なウィッグとよく耳にします。

ベースの小ささを、ベース部分の収縮性で補っている為、サイズが合わない方がご利用の際、造形ウィッグやしっかり毛先を固めたスタイルでは、毛先がばらけ易い為、少し不向きに感じます。

逆に頭が平均より一回り小さめの方や、お子様に使うウィッグとしては、とてもフィットしやすく最適です。

(実際に発売されている他社のキッズ向けウィッグより少し大き目程度なので)ウィッグの細かいバリエーションが豊富で、自分でワックスなどでセットする人、ナチュラルなスタイルに仕上げたい方、普段使い等にはとてもお勧めです。

価格は少し高く、ウィッグの個体差は今の所、初期不良を確認したことはないです。

MAPLE(Zipanguブランドを参照)

大きな特徴

耐熱性能でバリエーションが分かれており、大きな特徴としては非耐熱ウィッグを取り扱っている点が大きいです。

非耐熱ウィッグはアイロン等は使いにくいですが、とても繊維が軽い為、自然にふんわりしているスタイルをとても作りやすいのでふかしを入れるのが苦手な方やショートのスタイル等を作る際にはとてもオススメです。

耐熱性能は一番強いZIPANGUのブランドでも少し低めで、アイロンなどでふかしを入れる際は、多少のコツと慣れが必要です。(アイロンの最高温度やヒートガンでは溶けてしまいます)

逆を言うと低めの温度でふかしを入れれる為、一定の温度調節がしっかり出来ていれば熱い思いをしないでふかしを作る事が可能です。

まとめ

如何でしたでしょうか?

こちらのデータはあくまで、店舗としてのデータとなりますので、細かい部分は人によって違いは出てくるかと思います。

今後のウィッグ加工時や購入時の参考意見として捉えて頂ければ幸いです。

次回は、意外と知らないウィッグの正しい被り方と乗せ方についてご説明したいと思いますので、もしよければ引き続き参考にして頂けると嬉しです。

アクセス情報

名称オタク向け美容室ロップイヤー
営業時間平日(月・火・金)      12:00ー22:00
平日(水)          12:00ー20:00
              10:00ー22:00
日              10:00ー20:00
祝日             10:00ー18:00
住所東京都豊島区東池袋1-13-14東池袋Mビル2階
kirakira

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オタク向け美容室ロップイヤー

池袋サンシャイン60通り横にあるオタク向けの美容室。 カラーやカット等、通常の美容室メニューはもちろん(パーマだけはやっていません)コスプレのウィッグの相談、普段用のウィッグ相談、ネイル、ライブ、イベント用のヘアセットやウィッグセット、ドールのウィッグセットやネイルまで幅広くオタクの皆様の応援させて頂いております。 お店の店長はマスコットのドール、『ラピンシアちゃん』


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