
【池袋アニメフィル】話題のアニメオーケストラ、その演奏と真実に迫る
アニメを愛する演奏家たちで構成されたオーケストラ、その名も「池袋アニメーションフィルハーモニー」。
記念すべき第一回の演奏会、その開催の様子とそこへ至るまでの道を、Cospotが独自で取材致しました。
この演奏会を最初から最後まで、きっちりとご案内していきたいと思います。
そもそもどんなオーケストラなのか?
池袋アニメーションフィルハーモニーとは
「池袋アニメーションフィルハーモニー」は名前の通り、アニメ音楽を専門とする、池袋を拠点に活動していくオーケストラです。アニメ文化を世界の伝統へ昇華する!!を掲げ、全員がアニメファンでもあるプロの演奏家たちが集まり結成されました。(公式HPより抜粋)
実力、そしてアニメへの愛を持った演奏家たちが集ったオーケストラ。
アニメーションに深く関連する物として「音楽」に着目した、代表の松下さんの情熱のもとに発足されました。
彼らの試みに賛同したり、応援したい!という気持ちがクラウドファンディングという形で集まり、2024年の夏、とうとうオーケストラは演奏会の幕開けを迎えることになったのでした。
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炎上、AIイラストを使用した広告の真相
なにが問題だったのか? ことの発端は?
演奏会の告知の折、SNS上でとある指摘がなされます。
それは「昨今、クリエイターの権利を脅かしている画像生成AI」に関してでした。
池袋アニメフィルは自身の広告画像の中で、演奏している人物のイラストを使用していたのですが、そのイラストは、AIで生成されたものだったのです。
現在、画像生成AIはその使用をめぐり、様々な問題を抱えています。問題として代表的かつよく議題にあがるものとして、
- AIに学習させるために、無断で勝手に他者の描いたイラストを使用している。そのイラストを鑑賞以外で利用することは、当然作者の権利を無視した行為である。
- 勝手に学習させたイラストに酷似したものを、出力者が「自身の描いたイラストである」と発表する。または描いたかどうかの事実に言及せずとも、そのように受け取ることができる公開の仕方をしている。
- イラストレーター等、無から有を生み出すクリエイターたちが、時間をかけ努力をして手に入れた「技術」という掛け替えの無いものを、まるで関係無い他人が自身のスキルのように振る舞う。
- 上記のことから、AIイラストの安易な使用は、クリエイターたちの未来を奪うものである。
これらは問題提起されているほんの一部ですが、これだけでも著作権など対応すべき事柄が浮上してきます。
問題はAI生成できることではなく、それらを使用する人間のモラルやマナーですが、残念ながら目の前に「なんの努力もせずに恩恵を受けられるもの」があれば飛びつき、そしてそれらで不当な利益を得ようとする人間がいるのは事実です。
AI画像生成、正しい在り方とは
もちろん、AIで画像生成することが「悪」にならないケースもあります。
たとえば、社内の会議で視覚情報をより伝えやすくするために使用することは、糾弾されることではありません。本来は自分で絵を描いて資料に添えられればいいのですが、誰しもが脳裏に浮かぶ情景をイラスト化できるわけではありません。
しかし、それらをそのまま自社製品として発表し、販売してしまうことは許されません。
池袋アニメフィルでは、広告画像の作成にあたり、担当者の方へ料金を支払っています。決して広告宣伝費を安く済ませたり、このオーケストラの宣伝活動において手を抜こうとしたわけでは無い、と松下さんは語ります。
限られた時間と人員の中、イメージ通りのイラストを完成させるための説明や、打ち合わせの時間を十分に用意することは難しく、届けるべき「音楽」、そちらにも時間や労力をかける必要がありました。
こうした事情から制作を依頼したのですが、画像にはAI生成イラストが使用され、そのほか様々な要因が重なりこうした結果となってしまいました。(全てを書くことは、大人の事情で難しいのです…)
AIイラストを使用することは、上記のようにクリエイターの抱える問題に深く関連してきます。現在、それらの問題が解決していない以上、AIイラストの使用自体に慎重になるべきだったのでは無いか、というのが今回の主な指摘内容でした。
特に金銭的な利益が生成者側に発生する以上、そのイラストがどのクリエイターの権利も侵害していないと言い切れない限り、悪質な行為の増長に繋がり兼ねません。その時の販売に問題はなくとも、それらを傘に着て著作権を侵害しようとする人間が出てしまっては、その証明もさらに難しくなっていくことでしょう。
技術の向上、革命、デジタル化などで職業の在り方は変容していきます。しかしながらAIイラストの抱える問題の中には、端的に言うと「これまでのたくさんのクリエイターのスキル、築き上げた作品を盗む、我が物顔でそれを自分の作品として発表する厚顔無恥な行為」があるため、「アナログからデジタルへ変遷していく中で失われるものがある」ということとはわけが違うのです。
これらの事情を深く鑑みて出演を辞退した関係者もおり、その考えを尊重した池袋アニメフィルはチケットの返金や説明、そして謝罪を行いました。
ネット上で見ることができる情報はもちろん全てではなく、今回実際にお話を伺うことで、この演奏会や奏者の思いを知ることができ、それを可能な範囲ではありますが、お伝えすることができました。
アニメ制作には、たくさんの技術者が関わります。アニメを作る全ての関係者に敬意を払うということ。それらをもう一度しっかりと考える機会を得て、発表の後も池袋アニメフィルはコンサート開催まで尽力したとのことでした。
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君は聴いたか、池袋アニメフィルの演奏を
池袋アニメフィルの演奏技術は高く、コンサートに参加した時間は日常とかけ離れた特別なものでした。普通のオーケストラとは異なるこだわりで演奏された今回、まさに、次元の違う空間に誘われました。
今回取材したスタッフ一同、「ぜひ行くべきだ」と断言しています。
開催テーマは、黄金時代&僕らの時代「We Are The Hero」。
やはりヒーローと言えばということで、後述の演奏リストのように少年ジャンプの掲載作品が多かったです。選曲のこだわりも後述します!!
楽団員さんやリハーサルの様子と一緒に、当日の様子をご紹介致します。
当日の準備スタート!

まずは、スタッフさんの配置決めや、パンフレットの整理など。お客さんの会場入り前の準備に大忙しです。
スタッフさんはアニメフィルTシャツを着て、団結力を高めていました!
皆さん笑顔で作業をしており、楽しみながら準備を進めている様子が印象的でした。

リハーサル





ステージ上の照明だけでなく、天井の照明も調整がおこなわれ、さまざまな照明で音楽を視覚的にもより楽しめるような工夫がされていました。
演奏のリハーサルはもちろんのこと、コスプレパフォーマンスの準備もしっかり行われていました。
真剣な様子に、本番への意気込みがひしひしと伝わってきます。
リハーサルなので、楽団員さんの衣装は後ほど本番でお揃いに!
会場入りでコスプレイヤーがお出迎え

素敵なデザインのチケットを持ち、いざ入場です。ポップなデザインに心惹かれます。


来場者のお出迎えには、2名のコスプレイヤーが登場!
ロビーは、まるでコスプレ会場のような雰囲気に。
来場者の中には、コスプレイヤーを見て思わず「すげぇ〜!!」と声を漏らす方もいらっしゃいました。

お迎え中のブルーロックマンは、「人形かと思った!」と驚かれる場面も多く、笑いが絶えない様子でした。
フォトブースで記念撮影も可能!

第一回開催を記念したパネルです。イラストレーターさんによる、書き下ろしイラストが素敵!!
ブースは盛況で、記念撮影が途絶えることなく行われていました。
今回の演奏会の特徴の一つとして、 なんとお客さんもコスプレをしての参加が可能ということもあり、
フォトブースで楽しくお写真を撮影したり、池袋アニメフィルならではの光景が広がりました。

演奏会ということもあり、普段のコスプレイベントとは一味違う雰囲気に。
ここでも特別感を感じることができました。

オリジナルグッズの販売もあり!

アニメフィルの文字が光るペンライトや、Tシャツやタオルなどが販売されており、記念に購入する方も多かったです。
ペンライトを振ってもいいオーケストラ、それだけでもテンションが上がります!
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1. 名無しのナノたん
推しの子 「With」 アクアセブン
ですかね?