【伊藤潤二展 誘惑】作品からグッズまで誘惑が止まらない!展示会会場から記者会見の様子までをご紹介!
世田谷文学館にホラー漫画家の伊藤潤二先生の大規模な展示会がやってきたと聞きつけ、実際に展示会へ取材に行ってきました!
実は、コスプレイヤーの中にもファンが多く気になっている方も少なくないはず・・・
少しですが展示会の様子を魅力ましましに、ご紹介していきます。
「伊藤潤二展 誘惑」の取材へ行ってきました
本展書き下ろしの新作を含む、漫画原稿やイラストなど約600点を世田谷文学館にて、伊藤潤二さん初の大規模な個展“伊藤潤二展 誘惑”が2024年4月27日(土)より開催となりました。
また、フィギュア原型師・藤本圭紀さんによる「富江」のコラボレーション・スタチューも注目作品のひとつとなっていました。(実際、富江の表情の再現度が素晴らしかった…。後ほどご紹介)
まずは祝い花
作品には関係ないですが、、ここもチェックしておきましょう。
入り口自動ドアの富江に迎え入られ、中に入るとたくさんのお花が。
中川翔子さん稲川淳二さんのお花から始まり、先へ進むと名だたる著名人からお祝いのお花が並んでおりました。
お花のチョイスも個性が出ており、とても素敵です。
いざ展示会場へ
会場入り口のイラストに誘われるがまま、中に入って行きます。
展示会のために書き下ろしされた作品
今回のメインビジュアルとなっている作品。
富江自身が再生中の富江を抱きかかえ、可愛がっているように見えるイラスト。
自分以外の富江は認めない富江。果たして何を企んでいるのか…。
短編「道のない街」と「富江」を合体させた作品。
(とても緻密なイラストで魅入られてしまい、色紙とクリアファイルを後ほど購入…)
漫画「うずまき」の結末後をイメージした作品。
1998年頃の作品ですので、結末はどうだったか記憶が薄いですが、、ひとまいまいのインパクトはしっかり記憶に残っています。ひとまいまいのフィギュアが販売されたら、、欲しい…。
富江を中心とした第1章「美醜」
富江をメインとした第1章では、さまざまな富江のデザインから、漫画の一部の原案や原稿まで数多く展示がされ、世界観に入り込んでいける感覚を楽しむことができます。
富江さん
富江さーーーーーーーーーん!
と誰もが思わず叫びたくなる衝動を抑えて、、、静かに鑑賞します。
死びとの恋わずらい
恋みくじはいかが?伊藤先生発案のおみくじコーナー
おひとり一枚 持っていってね♡
「実らない…絶対に実らない」と言われている前に恋みくじが設置されている、伊藤先生ならではのシュールなコーナー。
凶が多めになっている?ので、大吉を引けた方は本当に恋が実る…!?
先生曰く、凶を引いても結果は気にしないでくださいとの事でした。
事実、大凶を引かせていただきましたヽ(`▽´)/
うずまきから始まる第2章
第2章からは“日常に潜む恐怖”がテーマとなり、「うずまき」をはじめ、「首吊り気球」や「ギョ」などの代表作がずらりと並びます。
展示風景 “守田漬け”からヒントを得たイラスト。
お父さんうずまき・・・
双一ファンもご心配なく。
たくさん作品が展示されておりました。
特に「双一の履歴書」は是非見てほしいです。さんかく やま イチ。
第3章以降は少しだけご紹介
今回の展示は約600点。
ぜひ会場にて直接ご覧いただければと思います!
ドキドキしてしまう…のぞき穴
突如、壁に扉が。と思ったらのぞき穴がいくつかあり、中が覗けるようになっています。
こういった演出もリアルイベントの楽しみのひとつです。
猫への愛着
愛猫よんとむーが大きく描かれた壁。
呪い顔の猫好きには堪りません。漫画を読み進めて行くと可愛く見えてくるという…。
学生時代の作品が展示されておりました。漫画、ストーリー原稿など才能溢れる様子が見て取れました。
その他会場の様子
展示以外にも、各章テーマに合わせて壁などにイラストが施されており、ホラーながらにとてもオシャレなデザインとなっています。とても素敵です。
伊藤先生の書籍など
他にも、伊藤先生の愛蔵書やDVDなどが並ぶショーケースもあり、影響を受けた作品などが展示されています。納得できるものも多く、作品への片鱗が伺えます。
参加型メディアアート あなたもうずまきの世界に…
画面に映った自分がうずまきの世界に…。来場の記念にどうぞ。
きっと理解していただける!うずまきは素晴らしい!
うずまきこそ最高の芸術だ!!
富江フィギュア展示
フィギュア原型師の藤本圭紀さんと伊藤先生による富江のコラボレーション・スタチューが公開。素晴らしい出来で舐めるように動画に撮ってしまいました…。
土台の表現、血の具合も塗りの表現が凄いのですが、とにかく富江の髪をかき上げる表情が後ろのイラストと比べ表現が美しかったです。
これはどうにか買えないものなのかと思い、調べてみると、、なんとありました。
https://mamegyorai.jp/html/tomie-collaboration-statue/
こちらより予約可能となっております。
こちらは伊藤先生による塗りが行われた富江。実物の艶やかな配色は是非会場にてご覧ください。
記者会見の様子
少し緊張していますと話し出す伊藤先生は、「素晴らしい会場で大規模な展覧会を開くことができ光栄に思っています。600点近い作品を振り返り、ひとつひとつの作品に思い入れもあり、時間をかけて手掛けてきたが、37~38年はあっという間に感じました。グッズなども素晴らしいデザインのものが多く、会場でのみしか購入できないため、海外の方含め多くの方に観て楽しんでいただきたい。」と微笑みながら語ります。
「普段作品を描く際には、日常の至る所から得たヒントをそのままではなく、斜めから見てみたり、逆から見てみたりして、日常生活の違和感をアイデアに、ストーリーにどう効果的に結びつけることができるのかを考えている。
そういった不思議な感覚をストーリーを通して具体的に表現していくことで今までにないホラー漫画が出来るのではないかと思っている。」
「展示会場では、作品の雰囲気に合わせた壁の色・模様、作品の配置に関してもストーリーの雰囲気に合わせられており、素晴らしいものとなっている。読者の方にも面白がってもらえるのではないかと思います。」
最後に「素晴らしい会場にて展示会が行えたこと、特に富江のフィギュアに関しては素晴らしいものとなっているので是非観ていただきたい。また、グッズも非常に充実していますので、楽しみにして遊びにきていただけたらと思います。」と述べました。
販売グッズを一部をご紹介
着ると大注目間違いなしの浴衣。これからの時期にちょうど良いですね。
そして、記念に今回の展示会イラスト集。まさにここでしか買うことができない商品です。
デザインTシャツや作品のピンバッチの他、アクリルキーホルダーからアパレルグッズまで幅広く、いろんな層の方が欲しくなるようなグッズが並んでいます。
お財布がゆるむ…。
展示会前にアニメでもいかが?
配信サービス「Netflix」では”伊藤潤二『マニアック』”が視聴可能となっています。
代表作を集めた短編集となり、展示されている多くの作品を楽しむことができるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
- 怪奇ひきずり兄弟
- 首吊り気球
- 富江・写真
- 路地裏
- 他
期間中のイベント
伊藤潤二&中川翔子 トークライブ 5月25日(土) | https://www.setabun.or.jp/wp/event/20240525/ |
ライブドローイング 6月16日(日) | https://www.setabun.or.jp/wp/event/20240616/ |
サイン会 6月30日(日) 7月14日(日) | https://www.setabun.or.jp/wp/event/20240630/ |
(https://www.setabun.or.jp/exhibition/20240427-0901_itojunji.html)
開催概要
開催概要
会期 | 2024年4月27日(土)〜2024年9月1日(日) |
会場 | 世田谷文学館 |
住所 | 157-0062 東京都世田谷区南烏山1-10-10 |
展示室 | 世田谷文学館 2階展示室 |
時間 | 10:00~18:00(展覧会入場、ミュージアムショップは17:30まで) |
休肝日 | 毎週月曜日(ただし4/29、5/6、7/15、8/12は開館し、翌平日休館) |
観覧料 | 当日券およびオンラインチケットを販売いたします。 一般 1,000(800)円/65歳以上・大学・高校生 600(480)円/小・中学生 300(240)円/障害者手帳をお持ちの方500円(ただし大学生以下は無料) *混雑時は入場制限あり *( )は団体割引・「せたがやアーツカード」割引料金 *5/10(金)は65歳以上の方は入場無料 *5/15(水)は「国際博物館の日(5/18)」を記念して入場無料 *オンラインチケットは下記よりご購入ください https://www.e-tix.jp/setabun/ 4月13日(土)10:00販売開始 |
TEL | 03-5374-9111 |
URL | 【世田谷文学館 公式サイト】 https://www.setabun.or.jp/ 【展覧会 公式サイト】 https://jhorrorpj.exhibit.jp/jiee/ |
主催 | 公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館、朝日新聞社 |
特別協力 | 朝日新聞出版、小学館、小学館集英社プロダクション |
協力 | 秋田書店、岩崎書店、講談社 |
後援 | 世田谷区、世田谷区教育委員会 |