【平成初期アニメ】1989年から2000年までの平成アニメを調査してみた!
以前、平成アニメを一部ご紹介いたしましたが、ふと、平成を3つに分けたらどんな作品があるのか?
という、疑問が社内にて出ました。
そこで今回は、平成時代を3つの時期に分割してご紹介していきます。
そもそも平成はどのくらい?
1989年1月8日から2019年4月30日までの期間となっており、スマートフォンやソーシャルメディアの台頭も平成時代の特徴とされています。
また、アニメやマンガ、ゲームなどの日本文化が世界的に人気を博したり、J-POPやアイドル文化のみならず、K-POPの流行など多くのアーティストやアイドルグループが誕生しました。
平成初期(1989年 – 2000年)
1989年
『機動警察パトレイバー ON TELEVISION』(1989 – 1990)
サイバーパンク要素とロボットアクションを組み合わせた警察ドラマアニメ作品。
『アイドル伝説えり子』(1989 – 1990)
芸能界を舞台にアイドル歌手としてデビューした少女のサクセスストーリーを描くアニメ。
『天空戦記シュラト』(1989 – 1990)
異世界で「神甲冑」という鎧を装着した多くの若者が入り乱れて激闘を繰り広げる、異世界ファンタジーや青春群像劇の要素を持つ格闘アクション作品。
『らんま1/2』(1989 – 1992)
水をかぶると女になってしまうらんまと天道あかねの交流を軸に家族・友人を巻き込んだドタバタ騒動の日常を描いたラブコメ作品。
『ドラゴンボールZ』(1989 – 1996)
アクションと冒険を組み合わせた大人気作品。孫悟空たちの戦いや成長を描いたシリーズで、世界的に大ヒットしました。
1990年
『ふしぎの海のナディア』(1990 – 1991)
スチームパンクの要素を取り入れた冒険ファンタジー作品。
『アイドル天使ようこそようこ』(1990 – 1991)
基本1話完結の、現実より少し浮き上がったようなミュージカル仕立ての幻想的な作品。
『魔法のエンジェルスイートミント』(1990 – 1991)
ファンタジーとコメディを組み合わせたストーリー展開や、可愛らしいキャラクターデザインや楽しい音楽も、作品の魅力を高めています。
『鴉天狗カブト』(1990 – 1991)
戦国時代の日本をベースとした異世界を舞台に、鴉天狗であるカブト親子の活躍を描いたアクション作品。
1991年
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(1991 – 1992)
人気RPG『ドラゴンクエストシリーズ』の世界観・設定を元にした作品。
1992年
『幽☆遊☆白書』(1992 – 1995)
冒険とバトルが満載のアクションアニメ。主人公の幽助の成長と友情がテーマです。
『美少女戦士セーラームーン』(1992 – 1997)
女性向けのアクション・ファンタジーアニメ。セーラー戦士たちが悪と戦う姿が人気を博しました。将来の夢がセーラームーンなど年齢問わず人気の作品となりました。
『クレヨンしんちゃん』(1992 – 現在)
シュールなユーモアや子どもから大人まで楽しめる要素があり、映画では感動するストーリーが多く、「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」は名作となっています。
『ママは小学4年生』(1992)
タイムパラドックスを設定としたホームドラマ作品。
『花の魔法使いマリーベル』(1992 – 1993)
花の魔法使いマリーベルと、相棒の妖精タンバリンが、南欧風の架空の港町サニーベルを舞台に活躍する物語。
『あしたへフリーキック』(1992 – 1993)
サッカーを通じた青春ドラマとして、スポーツファンや青春ものファンに支持された作品。
『姫ちゃんのリボン』(1992 – 1993)
他人に変身することが出来る「魔法のリボン」を貸与された「姫ちゃん」こと野々原姫子が主人公の魔法少女作品。
1993年
『ミラクル☆ガールズ』(1993)
超能力を持った双子の姉妹を中心とした話。
『勇者特急マイトガイン』(1993 – 1994)
SFロボットアニメ作品。
『スランプアップアルバム グリッドマン』(1993 – 1994)
サンライズ制作のロボットアニメ。スランプ中の漫画家が描く架空のロボットアニメで、ファンにはカルト的な人気があります。
『超くせになりそう』(1993 – 1995)
変わり者たちの共感や成長を描いたコメディラブストーリー作品。
『SLAM DUNK』(1993 – 1996)
主人公の不良少年桜木花道の挑戦と成長を軸にしたバスケットボール作品。
1994年
『ブリザードアクセル』(1994)
SF要素を含むアクションアニメ。サイバーパンクな世界観と個性的なキャラクターが魅力ですが、知名度は低いです。
『七つの海のティコ』(1994)
冒険ファンタジーアニメの代表作の一つです。キャラクターの魅力やユーモア溢れるストーリーが特徴であり、当時多くの子どもたちに親しまれました。
『ママレード・ボーイ』(1994 – 1995)
家族や恋愛、友情などをテーマにした感動的なラブストーリーとして、多くの視聴者に支持された作品。
『マクロス7』(1994 – 1995)
音楽やバトル、キャラクターの魅力が詰まった作品として高い評価を受けています。ロボットアニメと音楽の融合や、独自の世界観が特徴的な作品です。
『魔法騎士レイアース』(1994 – 1995)
魔法少女アニメとして人気を博した作品の一つです。CLAMPの独特な世界観やキャラクターデザイン、ストーリー展開がファンに支持されました。
1995年
『鬼神童子ZENKI』(1995)
独特なキャラクターデザインやバトルシーン、笑いと感動のストーリー展開が特徴的な作品。
『天地無用!』(1995)
ひょんなきっかけから天地が様々な事情で地球にやってきた宇宙人たちの騒動に巻き込まれていくハーレムもの・ドタバタ・スペースオペラを融合したSFアニメです。
『新世紀エヴァンゲリオン』(1995 – 1996)
ロボットアニメの名作。使徒との戦いを描き、メンタルな要素も含まれています。
『NINKU -忍空-』(1995 – 1996)
忍者の特殊能力や戦闘シーン、ファンタジー要素が魅力的であり、シリアスなストーリー展開とコミカルな要素が絶妙に組み合わされている作品。
『機動戦士ガンダム W』(1995 – 1996)
ガンダムシリーズの一つ。少年たちが巨大ロボットで戦う様子が描かれています。
『愛天使伝説ウェディングピーチ』(1995 – 1996)
キュートなキャラクターデザインやファンタジー要素、笑いと感動のストーリー展開が魅力な作品。
『ふしぎ遊戯』(1995 – 1996)
ファンタジー冒険と恋愛要素が複雑に絡み合った作品で、壮大な世界観やキャラクターの成長、感動的なストーリー展開が魅力の一つです。
『ご近所物語』(1995 – 1996)
同じマンションのお隣さん山口ツトムとの恋愛や、彼女を取り巻く友人・知人たちの人間模様・恋模様を描く。
『闘魔鬼神伝ONI』(1995 – 1996)
アクションホラーのアニメーション作品で、和風RPG『ONIシリーズ』の世界観を元にしている。
『怪盗セイント・テール』(1995 – 1996)
怪盗ヒロインと推理要素を組み合わせたミステリーファンタジーアニメ。セイント・テールの活躍や事件解決の過程、キャラクターたちの成長などが楽しめる作品です。
『異次元の世界エルハザード』(1995 – 1998)
異世界エルハザードに飛ばされた高校生、水原誠の冒険を描く、林宏樹・月村了衛原案のファンタジーラブコメディ。
1996年
『名探偵コナン』(1996 – 現在)
推理と謎解きをテーマにした長寿シリーズ。多くの事件や謎を解き明かすコナンの活躍が人気です。
『水色時代』(1996 – 1997)
等身大の思春期模様と主人公たちの成長を優しいタッチで描き、男女問わず人気を博した。
『地獄先生ぬ〜べ〜』(1996 – 1997)
鬼の手を持つ霊能小学校教師の“ぬ〜べ〜”こと鵺野鳴介が児童を守るために、妖怪や悪霊を退治する学園コメディーアクション。
『花より男子』(1996 – 1997)
裕福な生徒の多い学園に入学した貧乏少女牧野つくしの奮闘の物語で、大金持ちの男子グループ「F4」との日常や恋愛模様を描いている作品。
『赤ちゃんと僕』(1996 – 1997)
母を亡くした主人公が幼い弟の世話をしながら奮闘する日常と周りとの交流を主に描いたホームコメディ作品。
『ガンバリスト!駿』(1996 – 1997)
体操でオリンピックの金メダルを目指す少年・藤巻駿の成長物語です。感動あり、笑いあり、涙あり、そしてラブコメ要素ありと王道を行くスポーツ作品。
『機動戦艦ナデシコ』(1996 – 1997)
宇宙及び宇宙戦艦を主要な舞台としてリアルロボットが活躍するSFロボットアニメでありながら、ラブコメディー要素も取り入れた作品。
『エルフを狩るモノたち』(1996 – 1997)
異世界に召喚された主人公たちが、自分の世界に帰還するために必要な「呪文のかけら」を集めるために旅を続け、各々の得意分野を活かして女性エルフの体に貼り付いている「呪文のかけら」を見つけるためにエルフを次々と脱がしていくファンタジーコメディ。
『超者ライディーン』(1996 – 1997)
少年たちの成長を描くセンチメンタルな物語。
男性キャラクターの裸体の露出が多く、ANGELの男子メンバー(=ライディーン)が、人間からライディーンに変身する過程で着衣が裂けて全裸となる。
『ゲゲゲの鬼太郎』(1996 – 1998)
日本の伝統的な妖怪文化を取り入れたホラーコメディ作品。水木しげるの独特の世界観やキャラクターデザイン、そして物語の奥深さが魅力の一つです。
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(1996 – 1998)
幕末から明治時代を舞台にした物語です。主人公の緋村剣心は元凶悪の剣客でありながら、平和を望む心を持ち、新時代を切り開いていく姿が描かれます。
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(1996 – 2004)
警察署を舞台にしたギャグ漫画です。主人公たちは警察官としての仕事をこなしつつ、さまざまな騒動や笑いの溢れる作品。
1997年
『少女革命ウテナ』(1997)
学園を中心に幻想的な世界観を持つファンタジーアニメです。独特の世界観やテーマ、象徴的な演出などが、多くの視聴者に強い印象を残しました。
『CLAMP学園探偵団』(1997)
巨大学園都市CLAMP学園の初等部を舞台に、妹之山残をはじめとする生徒会役員の優秀な少年らがCLAMP学園探偵団を結成し、学園内のトラブルを解決するというコメディ作品である。
『烈火の炎』(1997 – 1998)
ヒロイン・佐古下柳の持つ特殊能力を巡って、主人公・花菱烈火とその仲間たちが彼女を守るために戦う、いわゆる「能力バトル」作品。
『深海伝説MEREMANOID』(1997 – 1998)
地球外のある惑星の深海にひろがる海底都市に住むマーメイドと海底世界を支配しようとする悪の力と対決し、平和な世界を取り戻そうとする。
『剣風伝奇ベルセルク』(1997 – 1998)
極めて過激でダークな世界観が特徴的で、暴力的な描写や過酷な状況、恐ろしいモンスターなどが登場し、主人公や登場人物たちの運命を描きます。
『ドクタースランプ』(1997 – 1999)
ユーモアに満ちたギャグ漫画として知られています。作者の鳥山明が独自の笑いを追求し、読者を楽しませるための様々なネタやシチュエーションが盛り込まれている作品。
『金田一少年の事件簿』(1997 – 2007)
主人公の金田一耕助は、驚異的な推理力を持つ高校生探偵です。彼はさまざまな事件を解決し、真相を明らかにする過程で謎を解き明かしていきます。
『ポケットモンスター』(1997 – 現在)
1997年に始まったポケモンのアニメシリーズ。ゲームと連動し、子どもたちに大きな影響を与えました。
1998年
『serial experiments lain』(1998)
普通の女子中学生である岩倉玲音が、リアルワールドとワイヤードの境界が曖昧になり、次第に破滅に向かっていく。
サイコホラーの名作、社会風刺アニメ。
『青の6号』(1998)
海上保安庁を舞台にしたミリタリーアクションアニメ。リアルな描写と緊迫感が特徴ですが、一部のファンにしか知られていません。
『万能文化猫娘』(1998)
宇宙人の文化人である猫娘が地球にやってきて、主人公である猫耳の女の子・柊つぼみと共に様々な事件や問題に立ち向かう、コメディアクション作品。
『遊☆戯☆王』(1998)
「闇のゲーム」がメインの要素として展開されたカードバトルアニメです。
『プリンセスナイン 如月女子高野球部』(1998)
女子高校に新設された硬式野球部の9人が甲子園を目指すストーリー。
『浦安鉄筋家族』(1998)
千葉県浦安市に住む過剰に元気な小学2年生大沢木小鉄とその家族や友人たちの日常を描いたドタバタ系ギャグ作品。
『カウボーイビバップ』(1998 – 1999)
SFとノワールを融合させた作品。賞賛されるキャラクター、音楽、ストーリーで知られています。
『トライガン』(1998 – 1999)
少し知名度のある作品ですが、マイナーな部類に入るかもしれません。西部劇とSFを融合させた独特の世界観が特徴です。
『時空探偵ゲンシクン』(1998 – 1999)
SFとミステリーを組み合わせたアニメ。当時はあまり注目されませんでしたが、後にカルト的な人気を獲得しました。
『彼氏彼女の事情』(1998 – 1999)
“仮面優等生”の事情を持つ主人公2人の恋愛と成長、コンプレックスやトラウマとの対峙、そして周りを固める個性豊かなキャラクター達の人間模様が描かれる作品。
『バブルガムクライシス TOKYO 2040』(1998 – 1999)
80年代にヒットした人気OVAシリーズのストーリーを新たにリメイクしたSFアクション。
『カードキャプターさくら』(1998 – 2000)
主人公の木之本さくらが魔法使いとしてカードを捕獲する物語です。さくらは魔法の書『クロウカード』を開封してしまい、カードがばら撒かれたため、それを集める冒険が描かれます。
『頭文字D』(1998 – 2014)
峠道において自動車を高速で走行させることを目的とする走り屋の若者たちを描いた作品。
1999年
『エンジェルリンクス』(1999)
女性アイドルグループを題材にしたアイドルアニメ。音楽やアイドル文化を描いていますが、一部のアニメファンのみに支持されています。
『インフィニット・リヴァイアス』(1999)
SFロボットアニメ。異世界と現実世界が交錯するストーリーで、深い哲学的要素が含まれていますが、一部の層にしか浸透していません。
『神八剣伝』(1999)
南総里見八犬伝をモチーフとしており、主要人物の名前はそれぞれ「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の八字を基にしている作品。
『ONE PIECE』(1999)
主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味が、伝説の宝「ワンピース」を求めて大海原を航海する冒険物語です。様々な島や海域を探検し、新しい仲間や強敵と出会いながら成長していく姿が描かれます。
キャラクターの多様性: 作品には個性豊かなキャラクタ
『デジモンアドベンチャー』(1999 – 2000)
デジタルワールドという仮想世界と現実世界の東京とをリンクさせ、突如として放り出された異世界の中を、主役の子供たちがデジモンや仲間との関わりの中で「自分らしさ」を見つけながら成長し、共に生き抜くという子供たちの成長を描いた物語である。
『レレレの天才バカボン』(1999 – 2000)
天才であるはずの父親バカボンがドジや間抜けな行動を繰り返し、その家族や周囲の人々とのコミカルなやり取りを描いたギャグ作品。
『サクラ大戦』(1999 – 2000)
架空の世界における戦闘機「コンバットリボルバー」を操る戦士たちが、東京を舞台に悪と戦う物語です。舞台設定は大正時代から昭和初期にかけての東京がモチーフの作品。
『おジャ魔女どれみ』(1999 – 2003)
主人公のはるかやどれみたちが魔女見習いとして魔法を使いながら成長していく物語です。魔法を使ってさまざまな騒動に巻き込まれながら、友情や成長を描いている作品です。
『HUNTER×HUNTER』(1999 – 2004)
ハンターを目指し島を出た少年ゴンは父を探しハンターとなる。その後多くの出会いをし、成長していく物語です。
『GTO』(1999 – 2000)
東京都武蔵野市・吉祥寺を舞台に、学校法人・東京吉祥学苑の中学校教師に着任した元湘南の走り屋である鬼塚英吉が、学園全体に巣食う数々の問題を型破りな方法で解決し、活躍する姿を描いた作品。
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2000年
『ラブひな』(2000)
主人公の男子高校生・藤波竜騎が女性たちとの恋愛模様を描いた作品です。学園生活や友情、恋愛などが物語の中心となっています。
『妖しのセレス』(2000)
天女を題材にし、サスペンスやSF要素を織り交ぜたファンタジー作品。
『ヴァンドレッド』(2000 – 2002)
男女の対立と共存、ロボットアクション、キャラクターの成長と関係性など、多彩な要素を組み合わせた作品。
『ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom』(2000)
心理的な要素が多く含まれており、登場人物の内面や葛藤、恐怖などがリアルに描かれます。超常現象と登場人物の心理の掛け合いが物語の深みを増している作品。
『だぁ!だぁ!だぁ!』(2000 – 2002)
超能力者たちが能力を駆使して戦うバトル要素が主要な特徴です。主人公たちが様々な敵と戦い、成長していく姿が描かれます。
『はじめの一歩』(2000 – 2002)
プロボクサーとして、また人間としても成長していく過程を、周囲との交流やライバル達との戦いを通じて描いてゆく作品。
『とっとこハム太郎』(2000 – 2006)
ハムスター達の日常を描いた作品。
『犬夜叉』(2000 – 2004)
ハムスター達の日常を描いた作品。
『学校の怪談』(2000 – 2001)
主役となる子供たちによるお化け撃退が主題だが、意外な結末などを取り入れた作品。
これらの時期ごとの特徴を考えると、平成時代が大きな変化と成長を遂げた時代であることが分かります。
また、次回記事では中期についてご紹介していきます♪