【話題の実写化】ゴールデンカムイが実写化!?(不滅の論争)
8月30日にTwitterにてトレンド入りもしたことで話題となった、「実写映画ゴールデンカムイ」。
今回は色々な意見があり議論の尽きない この「実写化」を、「コスプレ」についての意見を中心に、どのような意見があり、どのような見方ができるのか?を、Cospot独自の目線で調べてみました。
「実写化の成功」とは何を指すのか?
「実写化して欲しくないファンたちの悲痛な叫び」、というのは、最近よく聞く話題です。
そもそも実写化の成功とは、どう定義付けられるのでしょうか?
実写化のきっかけや、なぜ制作することになったのかを、関係者以外が知り得ることはありません。制作会社の意向、そもそもどういう趣旨で始まった企画なのか?(主演俳優さんを決めることからスタートした企画など)、原作者はどの程度作品作りに関わっているのか?、など。
そして何をもってして「成功」と言えるのかは、立場が変わればその「成功」も異なります。
お金を出した立場の目線で見れば、利益が出れば成功と言えるかもしれません。
しかしファンの立場からすると、いくら利益が出ていても、そのお金の動きは見えないし、そんな話は関係ありません。「その映画が面白かった」かどうか、または「キャラクターの再現度が高かった、違和感がなかった」か、もしくは「いかに原作に忠実な表現ができたかどうか」。ファンの目線からだけでも、色々な「成功」があります。
全ての立場の人が全員満足するものを作ることは、おそらく不可能なのではないでしょうか。
実写化≠コスプレ
映画を制作することと、コスプレをすることは、当然ながら全く異なる行為です。
どちらが上だということではなく、コスプレイヤーさんと役者さんでは、求められるスキルが異なります。
原作の話を企画の制限内で表現するために、ストーリーそのものに手を加えないといけないケースでは、演じるにあたって原作には存在しない解釈が求められる場合があります。
そして見た目についても、三次元の世界で二次元の世界を表現しようとすると、様々な壁にぶつかります。こう言った場合、多く見かけるのは「そもそも実写化する作品を選べ」という意見なのですが、ものすごく同意しつつ、これには何か「その作品でないといけなかった、我々の知り得ない理由」があるのかもしれません。
今回 話題となったゴールデンカムイの実写化では、トレンドに「コスプレ感」というワードが登場しました。
見た目は原作やアニメ通りに見えるが…?
初めにメインビジュアルを一見したスタッフ達の意見は、「キャラデザの再現率高くない…!?」「なんでフチがメインビジュアルにいるの?」ということで、好反応でした。
しかし、「コスプレ感が否めない」と言うワードからこんな指摘も見えてきました。
確かに、言われてみるとそういう意見も納得できてしまう…
原作が漫画であるなら、声や動きが欲しい場合、アニメ化という手法があるのです。
そして三次元にキャラを召喚するなら、コスプレという手法があります。
あえて「実写化」に挑むのであれば、そのどちらとも違うものが求められるのは必然かもしれません。
実写映画は、より多くの解釈違いポイントを感じてしまうのでは…?
コスプレは、三次元をいかに二次元に近づけるか?に力を入れているコスプレイヤーさんが多いです。漫画やアニメならではの表現をより具現化していくことがコスプレの真髄であれば、衣装に土をつけて汚したり、経年劣化を再現することが、必ずしも正解とは言えない場合があります。
素材ひとつにしても、このシーンの動きを再現するにはこの軽い素材が必須だが、時代背景にはあってないかもしれない…など、そのひとつひとつにこだわるポイントが。
しかしそこに正解はなく、「それぞれの解釈」であるが故に、別の解釈を許容・見ないようにするという対応が取れます。
しかし実写映画はどうしても「公式」の展開である以上、その解釈について納得できない場合、見過ごすわけには行かないケースが多いのかもしれません。
嫌なら見るな、と言うのもひとつの対応なのですが、公式コスプレとは違い、実写映画は目に入る機会が圧倒的に多いのも事実です。
また、見た目の表現に特化したコスプレと異なり、実写映画は「見た目・ストーリー・音楽・シーンの解釈や表現方法・演技」など着目点が多いので、より批判意見の数が増えがちな傾向にあるのではないでしょうか。
ゴールデンカムイ公式ファンブック 探究者たちの記録 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
まずは実写映画、見てみませんか…!?
全ての人に刺さる作品が無いように、全ての人が「つまらない」と思う作品も無いと思います。
まずは来年公開の「ゴールデンカムイ」を見て、それからこの作品がどうであったのかを語りたいですね!
最後に、スタッフがおすすめだった実写化作品とその理由を添えておきたいと思います。
これもお互いに「何を言ってるんだお前」という意見も出そうですが、スタッフ達は争いません。