
【コスプレ ウィッグ加工】あの作品の前髪を再現したい!
今回は、1970年代の漫画作品に登場するキャラクターのヘアスタイルを再現したい!!という思いから、初心者さんでもできる方法でウィッグの加工をおこなってみました。
今回の目的は?

お写真をご覧の通り、のっぺりとしていてこのままでは立体感が全くありません・・・
今回のウィッグ加工では、激安ウィッグの前髪を平成初期アニメ風に変身させていきたいと思います。
今回の使用アイテムは?

今回ウィッグ加工に使用していくアイテムは、
- ハサミが2種類
- コーム
- アイロン2種
- 火傷防止アイロン付属手袋

さらに、カスタマイズ済みの、マイマネキンちゃん。
こちらは頭にラップを巻き、型取りをしてマネキンで自分の頭のサイズを再現しております。自分で作らずとも、一般のサイズであればコスプレ専門ショップにて実寸に近いマネキンが販売されているようです!


使用していくウィッグはこんな感じです。
下準備としてやっているのは…

個人的にウィッグの調整ゴムが引っかかったりするので、カットしてしまいます。
初心者さんに向けた余談

ウィッグを初めてかぶる方から、どうやってかぶっているのか?と聞かれる事がありますが、自分で被る場合も、マネキンの場合も同じで、おでこ(前方)から襟足へとかぶっていきます。

マネキンもカスタマイズしているので、後頭部もしっかりとウィッグを被せていきます。

被せた後は、頭頂部につむじを合わせて位置の調整を行い、マネキンセットの完了です。
簡単にブロッキングしていきます。

作りたい前髪の幅感を決め、コームを使用し分けていきます。後頭部の髪は巻き込み防止のため、クリップやゴムで留めておくと、楽に作業が行えます。

さらにブロッキングしていきます

先ほどブロッキングした髪を、さらに細かくブロッキングしておきます。というのも、これから加工する際に、内側(表に見せない部分)と外側(表に見せたい部分)で加工方法が異なるためです。

外側はダッカールなどを使って一旦分けておきます。
内側の長さを調整しよう

先程、2分割した内側を、希望の長さまでカットしていきます。

カットする際は、ざっくりカットで問題ありません。毛先はその都度調整していくため、ピッタリの長さではなく、少し長めにカットしておきます。
みんな大好きワッフルアイロンの登場です

ワッフルアイロンを覚えてから、ウィッグ加工時には欠かせないアイテムとなっておりますが、今回も大活躍です。

アイロンを、(黄色)(オレンジ色)(黄色)(オレンジ色)の順で、少しずつずらし熱を入れていきます。

アイロンを入れ終えたら、熱いうちに立ち上げてウィッグの熱を冷ましておきます。

完全に熱がとれたら元に戻して念入りに、コームでとかしていきます。
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外側をセットしていきましょう


最初に分けておいた外側のウィッグ部分を、先ほどふかしたウィッグの上にかぶせていきます。

かぶせただけでもいい感じのふんわり前髪ですが、再度長さの調整をおこないます。
実際にかぶって、前髪の調整をします

一度マネキンから外し、実際に頭にかぶり、ウィッグの前髪の長さを調整していきます。

毛先のセットをしていきます

ここから、ウィッグ加工の最終工程に移ります。毛先に束感が出るように、ハサミを使って形を整えていきます。


一旦整えたら、念入りに固める前の形をシミュレーションしておきます。


形が決まったら、ウィッグスプレーや液体のりを使い、毛先が崩れないように固めていきます。スプレー後にドライヤーで温めると、さらにしっかり固まるのでおすすめです。
後は、同じ作業を繰り返していきます。





完成したウィッグはこちら

加工前のウィッグの写真と比べてみると….


最初と比べて、前髪のボリュームがかなりアップしました!
頭頂部ののっぺりとした感じもなくなり、横から見てもとてもナチュラルになったのではないでしょうか?
今回のウィッグ加工にかかった時間は30分ほどでしたが、ふかし作業が早く終われば、もっとスピードアップできそうです。
ウィッグの加工でお困りの方に、少しでもお役に立てれば嬉しく思います♪