【チェンソーマン】奇才のセンスが光る!

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オススメ作品を漫画・アニメ・ゲームとさまざまに、「Cospot」独自の目線でご紹介!

【チェンソーマン】とは?

週刊少年ジャンプで連載していた、悪魔と人間そしてそのどちらでもないもの達の戦いを描く、比喩なしで地獄みたいな漫画

ふわふわの食パンみたいな漫画しか読めない…という方にはおすすめできません。

公安編というデビルハンターとしての生き様を描いたストーリーがジャンプに、その後の第二部「学園編」が少年ジャンプ+で掲載されています。

2022年の秋アニメとして、MAPPA制作のもと放送を開始。

ハイクオリティな作画、人気アーティスト複数による毎話変わるエンディングなど、話題をかっさらっている。エンディング毎回違うってどういうことなんだ。凄すぎる。

オープニングを担当するのは米津玄師。曲のタイトルは「KICK BACK」。

タイトルはさることながら、歌詞の中にもこだわりのポイント、逸話があります。

それはまた別に機会にしないと無限に記事が続いてしまう。

このように、チェンソーマンという作品は関わる人たちも「正気か?」と思えるほど狂っていく。

制作関係者、誰が一番チェンソーマンに狂っているのか選手権でも開催されている?

こちらは「ながやま こはる」さんという方のTwitterアカウントです。

プロフィールには小学3年生であり、このアカウントは授業で作ったということ。

こちら2012年と作品が話題になるずっと前から開始されており、内容は至って可愛らしい、小さな女の子の日常ツイートといったものでした。

ところがこのアカウントが、チェンソーマンの作者「藤本タツキ」の漫画を無断転載したりと話題になりました。

事を重くみた編集さんが「訴えましょう」と作者に提案するまでの事態に。

なお、その申し出には「これは自分のアカウントです」と藤本タツキ先生が真実を伝えることで解決しました。小学生の女の子としてずっと振る舞い、それは今も変わらず行われています。

そう、作者が一番狂っていたのです。

あらすじ

主人公のデンジは死んだ父の借金を返すため、チェンソーの悪魔であるポチタと共に、日々を必死に暮らしていた。底辺の暮らしの中、叶うことのない夢を見ながら生きる2人は、ある日騙されてゾンビの悪魔に殺されてしまう。自分の夢が叶わないならせめて自分の体を乗っ取って欲しいと願っていたデンジは、「自分にこそデンジの夢を見せて欲しい」とポチタからチェンソーの悪魔の力を契約で授かる。

こうして悪魔でも人間でもないもの生まれた。

そんなデンジを公安に引き入れた謎の美女マキマ、彼の仲間となる魔神パワーや同じ公安の早川アキなど、様々な出会い、そして別れを経て、果たしてデンジは夢を叶えることができるのか。

ココがみどころ!

なんと言ってもこの「見えないものを描く力」だと思います。面白い漫画の条件って、絵で描いてない部分が紙面に確かに存在していることではないでしょうか。違うかもしれません。

デンジの話し方から漂う彼の思考、人物どうしの間に流れる感情の動き、悪魔の気持ち悪さ、人間の不愉快な行動、そういったものの匂いとか、形のないものを描くのがうますぎる。

それからよく言われいるのは、不条理の表現ですね。一般的には「地獄」と言われる展開です。

大事な人が死んだり、大切なものを失ったり、まさかこんな悲しいことが起こるなんて、と言った具合です。どうしてそんなものを嬉々として読むのか、しかしチェンソーマン及び藤本タツキ作品は、更新があればトレンド入りするほどに人気です。

闇とか地獄とかを美味しく食べる偏食家がオタクという人種では度々見受けられますが、トレンド入りするってことはそれ偏食じゃなくてむしろ主食なのでは…?

みんな大丈夫か…? 健やかにお過ごしください。

どんなキャラクターがいる?

そんなチェンソーマンには、奇才のセンスが光る登場人物達が数多く存在します。

その中から一部の人物達を、一方的にご説明します。

デンジ

主人公。両親は死去しており、父の残した借金を返すために働いたり内臓を売ったりしていた。瀕死のポチタと出会い、彼をとても大切にしていたが、悪魔に殺されたことをきっかけにポチタの正体であるチェンソーの悪魔と契約する。

義務教育を受けておらず、まともな暮らしをしてこなかったので常識がなく破天荒。

粗暴で品性が無いが、優しさと思いやりがある。しかし知性が無いので、それらの発揮どころは我々の予期せぬところへ向けられている。

週刊少年ジャンプの主人公らしかぬ主役。そこがいい。

マキマ

内閣官房長官直属のデビルハンターであり、チェンソーの悪魔となったデンジを公安へ導いた女性。美人。穏やかで優しげに話すが、その瞳の奥の描写は裏腹。物語が進むにつれ、彼女の恐ろしさが露わになっていく。

映画鑑賞が趣味で、犬が好き。

最終的に「好き」か「嫌い」か、読者の心情が分かれる人物だと思います。

パワー

デンジの相棒となった、血の魔神。

元々は悪魔であったので、人間の常識は無く、プライドも高いため、後述の早川アキ宅ではおよそ考えうる最悪の暮らし方をする。トイレを流さない。

虚言癖で好き嫌いも多い。戦闘力は高いが、言動は幼くそもそも性格が悪いので、デンジにも「ツラがよくなければ無理」と言われる。大切にしている猫に対しては、優しく接している。

早川アキ

これまでの登場人物はみんなやばいが、そんな作中でもかなりの常識人。つまり苦労を一身に背負っている。かわいそう。

公安に所属し、デンジの先輩にあたる。仕事なので、いかれたバディの2人を家に住まわせたり、面倒を見たりしている。かわいそう。

デビルハンターはさまざまな悪魔と契約して戦うが、彼の契約した悪魔のひとつが狐の悪魔。その能力を行使する時の仕草が、なかなか真似したくなる。

悪魔に家族を殺された過去を持ち、始めはデンジやパワーとも相容れないが、戦いを経て次第に心を通わせる。ぜひ漫画を読むときは、彼の周りにいる素晴らしい仲間や、彼の心の成長、「早川家」としてのデンジ・アキ・パワーの笑顔や穏やかな生活を見つめて欲しい。

クァンシ

これまで主要人物について説明してきたのに、急に後半に登場するクァンシの説明をするのは、一番すきだから。

気怠げで美しい容姿の、中国のデビルハンター。とある理由で日本へやってきた。素手の殴り合いなら人類最強と言われる。4人の女性魔人を愛人と称して連れており、彼女達をとても大切にしている。

とにかく強くてかっこいい。穏やかで落ち着いた話し方には知性を宿すが、「この世でハッピーに生きるコツは無知でバカのまま生きること」という持論を掲げる。

コスプレするなら

そんな面白さに隙の無い作品、チェンソーマン。

コスプレだって絶対に楽しいはず、というわけで、すでに多くのコスプレイヤーさんがコスプレに挑戦しています。

皆様もぜひ、クァンシのコスプレをしてください。

コミックスも一部は全部で11巻! 二部はまだ一冊だけ!!

集めるなら今です。別に20年後に読んでもいいんですけど、ずっと面白いので。

もしどうしてもお金無いんなら貸してあげるからさ…読んでよ…

そして一緒に、藤本タツキの描く地獄の空気を吸いましょう。

コスプレしたら、ぜひCospotへ投稿を!

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kirakira

Writer

この記事を書いたひと
くま熊諭吉

つよいくま

推しのための諭吉を携えし、くま。 ゆえに、強い。 この世界は推しのために存在している。我々はそこに浮かぶ塵芥。 得意なジャンルは新しくないゲーム、少年・青年漫画。 座右の銘は「出るまで回すんで、出ないと言うことはありえない」 ゲームをやり、小説を読み、漫画を読み、アニメを見て育ったら 三次元の人間との関わり方がわからなくなった、ありふれたタイプのオタク。 人との接し方はジャンプで覚えた。 二次元を我々の次元に導いてくれるので、コスプレイヤーさんが好き。

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