

無限列車編

炎柱・煉獄杏寿郎という男が遺したもの
柱会議の末、鬼である禰󠄀豆子は“炭治郎の妹”として猶予を得ることになります。
それは同時に、炭治郎たちの新たな戦いの幕開けでもありました。
そして次に向かうのは――
「40人以上の行方不明者を出している謎の列車」
通称《無限列車》。
炭治郎・善逸・伊之助の3人は、調査のためにこの列車に乗り込むことになります。
その中にいたのが、鬼殺隊の柱の1人、炎柱・煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)でした。
初登場、ただ一言。「うまい!」
大量のお弁当を豪快に頬張りながら、「うまい!」「うまい!」を連呼する杏寿郎。
一見すると天然キャラのように見える彼ですが、ひとたび鬼が現れるとその空気が一変します。
颯爽と現れ、迷いなく鬼の首を一刀両断。
その圧倒的な強さと正義感に、炭治郎たちも惹きつけられていきます。
眠りの罠。下弦の壱・魘夢(えんむ)の策略
しかし、物語はここから急速に闇を帯びていきます。
列車の中で切符を切られた直後、4人は“眠り”に落ちます。
仕組んでいたのは下弦の壱・魘夢(えんむ)。
彼は人間の弱さや“夢”を利用して、人の心を壊し、絶望へと追い込む術を使う鬼です。
煉獄は、夢の中で亡き父や母、そして自身の在り方と向き合います。
炭治郎もまた、亡き家族との再会という“幸せな夢”から抜け出す覚悟を決めることになります。
熱き炎の覚悟
魘夢との死闘の末、無限列車は破壊され、乗客の命を守るため、炭治郎たちは全力を尽くします。
杏寿郎もまた、車両の前方で何百人もの命を守りきり、鬼の策略を打ち破ります。
しかし――。
全てが終わったと思われたその瞬間、現れたのは”上弦の参・猗窩座(あかざ)“。
人間離れした強さを持つ、上位の鬼の襲撃により、戦いは再び最高潮へ。
煉獄は一歩も引かず、命をかけて立ち向かいます。
鬼になれば「永遠に強くなれる」と囁く猗窩座の誘いにも屈せず、「老いるからこそ人間は美しい老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ。 老いるからこそ、死ぬからこそ 堪らなく愛おしく、尊いのだ。」と言い切りました。
最後に遺した言葉
- 「心を燃やせ」
- 「君たちは、誰にも負けない力を持っている」
瀕死の状態でありながら、煉獄は炭治郎たちに想いを託し、微笑んでこの世を去ります。
その笑顔は、悲しみの中に凛とした誇りを携えていて、視聴者の心にも深く焼き付く名場面となりました。また、映画のエンディング曲「炎」でも泣かせてくれました。
ちなみに、この映画を何回も観たことを「○回乗車した」と、ヲタクは言います。
無限列車編(アニメ)
劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』をベースに、アニメ版は全7話のテレビシリーズとして再構成されています。
内容はほぼ同じですが、映画にはなかった煉獄杏寿郎の出発前日を描いた完全オリジナルの第1話が追加されているのが最大の見どころです。
TVアニメ「鬼滅の刃」 無限列車編公式サイト
お弁当売りの家族
映画とは打って変わって、無限列車に乗る前からの物語で始まります。煉獄が単独で任務にあたり、駅弁屋親子と出会いながら鬼を倒す。
「なぜ彼は“炎柱”と呼ばれるのか」がより深く描かれた感動の導入回となります。
こちらは映画の公開後に放送されたものとなっているので、映画を何回も”乗車“した方が見ても面白いと感じました。









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