
【人類へのお願い】「光が死んだ夏」という漫画を読んでくれ
そもそも光が死んだ夏はどんな漫画?
結論から言うと、
「光が死んだ夏」という漫画を読んでください。
はい、ここから1話が読めます!
※ホラーです! 苦手な方はご注意ください。
ヤングエースUPにて連載中(2024年現在)、作者はモクモクれん先生。
絵を描くと言う行為で、ここまで表現することができるのか。
その圧倒的な表現力で魅せてくるホラー作品です。
グロテスクだったり、不気味な見た目などの「直接的・視覚的」で読者を殴るというよりは、「それらを怖いと思う時に感じている、恐怖心」を描いている。
次第に明らかになっていく謎と、加速していく得体の知れない何かによる侵食。
果たして、この状況を解決する術は見つかるのか?
今回はそんな真新しいホラー作品である、「光が死んだ夏」をご紹介していきたいと思います。
あらすじ
できれば知らずに…まずは1話を読んで欲しいのですが…!!!
季節は、夏。
日本のとある田舎町で暮らす、よしきとヒカル。ふたりは幼馴染であり、ごくふつうの男子高校生。
学校からの帰り道、蝉の鳴き声を浴びながら、いつも通りにアイスを買う。
マラソンがきついだとか、アイスの種類が少ないだとか、いつも通りにくだらないことを話しながら。
そこでふと、よしきが言った。
「お前 やっぱ光とちゃうやろ」
そのたった一言で、彼の日常は変わった。
目の前にいるのは、山から降りてきた「なにか」。光の体を借り、記憶を借り、そっくりに模倣しているだけの、この世ならざるもの。
そんな光の姿をした、光ではないものからの「誰にも言わないで欲しい」という願いを、聞き届ける決意をしたよしき。
しかし、不可解な現象や、次第におかしくなっていく日常が、よしきの周囲を蝕んでいく。
果たして親友のフリを続けるなにかと、生きていくことはできるのか。
第一話のインパクトがすごいです。
そこから少しずつ忍び寄る恐怖の気配をぜひ味わっていただきたい。
登場人物
よしき/辻中佳紀(つじなか よしき)
本作の主人公。クールで一見すると落ち着いた印象だが、年相応な部分もある。
ヒカルが人間ではないことに気づいた後も、そのまま過ごすことを決意したが、彼自身に特異な能力などがあるわけではなく、変化する日常に戸惑っている。
ホラー系は平気なようだが、流石にこの以上事態には平静でいられない。
随所で人が嫌がったり、苦手だったりするものが平気な描写が見られるので、元来そういった耐性があるのかもしれない。虫とか。
ヒカル/忌堂光(いんどう ひかる)
かつては普通の男子高校生として、よしきと共に過ごしていた。しかし、ある日山での事故で亡くなってしまう。
そしてそのからだは、なにかによって成り代わられてしまい、今では人ならざるものとしてよしきの傍に居続ける。記憶は受け継いでいるので、話し方などは生前のまま。周りから見ても、見抜くのは難しいように感じる。
よしきに敵意はなく、このまま過ごしたいと懇願した。そのことから、人間に害をなすことが目的ではないようだが、山から降りてきたことによる影響が出ており、何かしらの事情を知っていると見られる大人たちが動き出している。
力は強く、並大抵の怪異は彼に勝てず、よしきに危害を加えるものは取り込まれいる。
でもおれ…この作品がが居らんとだめなんよ
これだけの独特の世界観を織り成す作品、アニメ化しないわけがなく…
2024年秋現在、いつ放送かはまだ未定なのですが、楽しみで仕方ありません。続報を待っています!
個人的には、ホラーが苦手な人でも読みやすい作品だと思います。深夜にひとりで山の中で読むとかしないのであれば、そこまで怯える必要はないかなと。
深夜にひとりで山の中で読むには、おすすめしません。
というわけで、人類の皆様におかれましては、何卒「光が死んだ夏」という漫画を読んでいただきたくお願い申し上げます。